アロマセラピーに使う精油は、凝縮された植物エキスです。
誤った利用方法により、危険な場合や、体に悪影響を与える場合がありますので注意が必要です。
精油の取り扱い上の注意
・精油は引火する可能性がありますので、使用時は周囲の火気に注意しましょう。
また、保管の際も直射日光の当たるところ、火気の近くには保管しないようにしましょう。
・保存する容器は、茶色やブルーなどの色がついた遮光ビンで保存しましょう。
・小さなお子さんのいらっしゃるお家では、お子さんの手の届かないところに保管してください。
・空気に触れる事で劣化が早まりますので、キャップを開けたまま放置しないようにしましょう。
また、キャップはしっかり閉め、 開封後一年以内に使い切りましょう。
(精油は揮発します。キャップと瓶の隙間をビニールテープで止めると揮発などを緩和できます)
使用上の注意
・精油を直接肌につけてはいけません。肌につける場合は、必ずキャリアオイルや精製水等で希釈(薄める)したものをご使用ください。
・精油を飲用してはいけません。もし誤って飲んでしまった場合は、多量の水ですすぎ、飲み込んだ分は無理に吐かせずに、すぐに医師の診断を受けてください。
応急処置:食用のバージンオリーブオイルを大さじ1杯程度飲み、中和させる方法もあります。
精油は油になりますので、水になじみません。水が飲めない場合は、オリーブオイルで薄めて医師の診断を受診してください。
・目や唇、肛門などの粘膜部分、傷口付近には使用してはいけません。
・はじめて使用する精油はキャリアオイルなどで薄めたものを二の腕やひじの内側に少し塗り、15分から30分程度放置して赤みがでないかなどパッチテストを行いましょう。
体質に合わない精油もあるので注意が必要です。
※お米を食べてもアレルギーはでないが、イネ科の精油にアレルギーが出る方もいます。
・治療中の方、持病のある方、アレルギーなどの持病で薬を常用している方は、医師に相談してから行いましょう。
・妊娠中の方、授乳中の方には、通経作用のある精油など、使ってはいけないものがあります。十分に注意しましょう。
・乳幼児がいる場所での使用は十分に注意し、 芳香浴などで香りを楽しむ程度にしましょう 。
注意事項を守り安全にアロマセラピーを楽しみましょう
その他にも、それぞれの精油には、さまざまな禁忌事項があります。特性をよく理解した上で使用しましょう。
注意点&免責事項:
ここに掲載されている内容は、植物の治療や薬としての有効性を保証するものではありません。日々進化していく全ての情報を網羅しきれていない場合もございます。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご利用ください。持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、医療機関や専門医に相談してください。